幽霊と物理学 つづき

まず、趣味の問題に物事を帰してしまうのは安直なんじゃないでしょうか。

趣味というつもりではなかったのですが、言葉の選び方がよくなかったと思います。

ですから、わたしは一次的存在は一種類であるといっているので、それを本来、霊的存在と物質的存在とわけたときの物質的存在と同じ言葉で呼んでいるのは便宜に過ぎません。本来は、存在に種類はない、といってるだけです。

上で、「「外界」に「存在」するもの」と書きましたが、そこでの「存在」は、一次的な存在の意味だと思います。

その一次的な「存在」のありように、異なった性質を感じる人たちがいて、その違いを区別して話すために「霊的存在」と「物質的存在」と名前をつけているのではないでしょうか。この区別は、「一次的な存在」という言葉の意味を損なってしまうものではないと思います。

区別できてしまうものを、区別するなということはできないように思います。区別「すべきでない」理由は、物理学から引いてくるしかないのではないでしょうか。