2/23のコメントより

# id:takechi 『kosekiさんが通っていた学校?http://www.nx.sakura.ne.jp/~haituu/gakuenindex.htm
# id:takechi 『kosekiさんのお母さん?http://www6.airnet.ne.jp/big_mama/

こんなに超電磁呼ばわりされたら、いくら鈍感な僕でも気づきますよ!id:takechiさんのコメントでピンときましたね。id:takechiさんは何か国家機密に関わる仕事をされているそうじゃないですか。要するに、この国家機密っていうのはあれでしょう?僕のことを調べてるんでしょう?超電磁ってキーワードをトリガーにして僕にレバーを引かせる実験なんでしょう?気づいてしまった以上、あなた方の思い通りにはなりませんよ!超電磁と関係無い文章でケムにまいてやるんです。

そんなわけで、超電磁と全然関係ない、昨日読んだ芥川賞受賞作品の感想をどうぞ。


金原ひとみ蛇にピアス』は、すらすらと面白く読めました。最初に穴を開けるシーンとか、ピアスのサイズと一緒に話のスピードを上げていくやり方なんかは、スリリングでカッコよかったです。ただ、なんとなく他人事な感じのする小説な気もします。主人公の女性がやけにあっさりしていて、その「あっさり感」がよくわからなくて、もどかしい。ご飯が食べられなくなってしまうような、どうしようもない何かについて、もうちょっと詳しく教えてほしかった。

前回の芥川賞受賞作、吉村萬壱ハリガネムシ』も人体改造的な描写を含む「痛い」小説でしたけれど、自分のことが書いてある感じがしました。読んでいて身の置き所があった。『蛇にピアス』は、登場人物3人の関係に入り込む隙が無いというか……。もう少し仲間に入れてほしかったです。

綿矢りさ蹴りたい背中』は個人的にはとても好きです。文句なく面白かった。文体も僕はすごくいい感じを受けました。こういう隙があってやわらかい文章が書きたいと思いましたよずうずうしくも。アイドル扱いされている作者が、アイドルオタクの少年にひかれていく少女の話を書いてるわけですから、リサたんハァハァとかいってる人はちゃんと読んだ方がいいと思います。読んで蹴られて悶絶するといいと思いました。


……あれ?