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ファルージャ周辺では24時間「ブー」という低音が響き渡っているはずだ。これは無人偵察機が飛行する音である。低空、中空、高空と、幾重にも重なって、かなりの数の無人偵察機ファルージャ上空で常時地上の動きを探っている。
これは米軍の戦闘実験(兵器システムの実験)なのである。市街戦でいかに米軍のハイテク兵器(RMA)が効果を上げるか実験される。米軍が新開発したRMA兵器システムを、ファルージャの市街地とそこに立てこもる五千人の武装勢力に試すのである。

ファルージャに突入した米軍にとって、地上で動くものはすべて攻撃し破壊する。上空や地上から赤外線探査で体温やエンジン温(排気温)を感じれば、すぐに砲弾や爆弾が撃ち込まれる。情報はすべてネットワークで構成されている。夜間戦闘能力を持った米軍は昼間は動かない。夜間暗視装置を持たない反米武装勢力の弱点を利用して、市街地でも戦闘行動は防御戦闘以外は夜間に限って行われる。